歴史小説家の話から

Cobol(大型コンピュータ) ⇒ Unix(分散型) ⇒ Java(Windows他)
上記の流れは、約10年単位で起こっている。その都度、システム屋、プログラマーは、生き残りできない状況が発生している。

中小のソフトハウスでは、羽振りの良さが突然の倒産といった憂き目に会うというのが現実です。大きな流れを読みきれる企業は、使えなる前に何らかの対策を打っている。「多角化」で職を生み出す等を行っている。

製造業についても全く同じことです。石炭/鉄鋼・造船/繊維/電気・電子/情報/
国家的なプロジェクトとして業が起こされ、いつしか衰退している。以前私は、東レとカネボウについて比較したことがあります。東レは、繊維業界の衰退に際して、多角化⇒殖産会社(繊維の周辺業種を分社)をつくり、中高年の社員を移動させてリストラせずに、社員を守っています。今でも、○○殖産会社といった名前の企業が全国に東レの工場の周りには存在しています。

キーワードは、多角化です。 単一の技術や技能では、やはり「業界」の栄枯盛衰に飲み込まれてしまいます。長期的な流れの情報を吸収することも大事だし、それを見越して日ごろからどの方向(価値提供の方法)に進むべきか、考えて行く必要があります。