バルチック艦隊船員が脚気にかかって戦意喪失状態だったことは、前回書きました。アテネオリンピックので日本選手の活躍の裏には、これとは逆に栄養士さんの力もあったようです。
巨人軍の筋肉隆々打者(K氏)は、鍛え上げられた体とは裏腹に夜の生活は不規則。特に酒が肝臓から目に影響していることを知らないようだ。打者の命は「目」。いくら筋肉を鍛えても、大打者にはなれないでしょう。24時間管理された状態でなければ、最高のパフォーマンスは発揮できない。確かにイチローは、プロセスが大事だと言っていました。
アテネ五輪では、柔道が専属栄養士を同行させて、食生活に気を遣っていました。水(硬水)、脂っこいギリシャ料理は、控えていたようです。野球チームは、選手村ではなくホテル滞在で、専属の調理師を同行させた。水泳チームは、自己管理。
ビタミンB1不足⇒脚気(日露戦争時の日本陸軍もこれに悩まされた)日本軍の対策(日露戦争以降)は、麦飯。
ビタミンA不足⇒鳥目(ロシア海軍は鳥目だったのでは?私の仮説です)
ビタミンC不足⇒壊血病;英海軍は、乗組員に対してライムジュースを支給した。
現在の野菜類は、促成栽培のためビタミンやミネラルが含まれていない可能性があるようです。理由は、日光に当らないため、ビタミンが合成されないからです。ビタミンは、日光に当たり植物に発生する活性酸素を減らすために合成するのだそうです。熱帯地方の植物にビタミンが豊富なのはそのせいだとか。
人間の体を富士山の大きさに、がん細胞をぼたもちに喩えた話は納得できました。たとえ話はこうありたい。