千葉県君津市と六手(むて)の四季
我が家のある六手(部落)のご紹介
隣の八幡神社と六手の由来、そして四季の様子などを掲載しています。
「 うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい (相田みつを)」
<六手(むて)の由来>
- その1) 『ムレ』から変化した説
- 集落のことを韓国語で「ムレ」というそうです。
九州には牟礼、群、群山、六連といった地名があり、これは村の語源になったと言われています。
六手(ムテ)は、このムレから転化したものと考える事ができる。 - その2) 六手王 伝説
- 鹿野山神野寺に祀られている悪縷(あくる)王は、古代における土着の豪族で、別名「六手王」と言い、六手で生まれ育った支配者だった。大和朝廷東国平定の犠牲となり、鬼泪(きなだ)山の合戦で敗れ、その御魂を鎮めるために鹿野山に霊場ができている。
短歌と写真で見る『六手の四季』
母植えし水仙の芽が顔を出す 霜降る時期に春待つ仕度
如月のまだ柔らかな光受け おしくらまんじゅう水仙の花息凝らし耳そばだてて動かずに 庭の鶯すぐそばにいる
雨上がりノースポールがお日様に黄色と白の顔を向けてる祖母植えし桜の古木は今もなお 命日のころ満開となる
亡父(ちち)好む「くちなしの花」を口ずさむ 花の香りにそうじの手休め
衣替え終えてアイスを頬張りぬ 窓の向こうに陽炎のたつ
豊作の梅をワインで漬けてみる 息子の帰りと熟成を待つ
梅雨明けて畑の緑はさらに濃く 草のスキマにナスの花咲く
朝採りのフィジョアを入れたヨーグルト 甘味とすっぱみ妻と分け合う熟し柿そっと枝折り手で包む 日射しの温もり肌に伝わる
北風がもみじを落葉に変えてゆく 「きれい」を今朝は掃いて集める
トントンと大根を切る妻の手は 鼻歌に合わせリズムを刻む
君津市の四季
<小糸川の夕焼け>
君津市役所フォトバンクより
撮影日時:2017年2月19日
撮影場所:小糸川沿岸歩行者専用道